【次の一手】▲9八玉の局面から学ぶ「勝つ直前にも兜の緒を締めよ」

将棋経営塾の松本です!

圧倒的に有利な局面。ただし、油断は禁物。

ビジネスの世界に「絶対安心」なんて、ないですもんね。

なのに…

ゴールが目前に近づくと、気が緩んでしまうことってありませんか?

今回は、そのような場面で間違わないように『論理的思考力』を磨く問題です!

※珍しい後手番問題です。

【難易度】★★★★☆
【局 面】▲9八玉
【ヒント】勝つ直前にも兜の緒を締めよ

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【解答】△7五銀

「7九の銀」と「6六の角」の連携によって先手玉を追いこみ、8八のマスが戦いの最終地点になる予感。

先手玉の腹(横)から、駒を打って王手をかけることができれば勝ちです。

ただし、単純に△7七角成として龍を取る手は、7六の龍の横利きによって自玉がトン死になります。

また、△8八銀打と迫る一手に対しては、要の6六の角を取られ、かつ、龍で王手をかけられてしまいます。

これでは最後の最後で紛れが生じかねません。

ここは、6六の角に紐を付け、△7五銀で龍取りを催促します。

自玉の安全を図りながら龍(8八の地点に打ち込んで王手ができる駒)取りを狙うトドメの一手で後手必勝。

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