【次の一手】△4ニ銀の局面から学ぶ「相手の攻めを迎え撃つ」

将棋経営塾の松本です!

ビジネスにおける状況判断力を磨くための、将棋【次の一手】問題を考えてみましょう!

飲食店を経営していると、口コミサイトのレビューはどうしても気になるものです。

特にネガティブな評価は、経営に少なからず影響を与えますよね。

ですが、その批判を上手く受け止めて改善に繋げることで、結果的にお店の評判が良くなったという話もよく耳にします!

例えば、あるレストランでは、料理の温度や接客に関する指摘がありました。

スタッフ全員で改善策を話し合い、できる限り迅速に対応したところ、次に投稿されたレビューでは「対応が早く、サービスが向上した」と高評価をもらい、リピーターも増えたそうです。

批判への対応がポジティブな結果を生むことも多く、こうしたプロセスが経営の安定に寄与するケースは少なくありません。

顧客の声に耳を傾け、柔軟に改善を行う姿勢が信頼に繋がることを実感される方も多いのではないでしょうか。

【難易度】★★★★★
【局面】△4ニ銀
【ヒント】相手の攻めを迎え撃つ

解答はこちらをクリック!

【解答】▲6七銀打

かなりの難問です!

例えば、▲6七金のように逃げる手には、△6九と金。この迫りは玉に近いので厄介です。

かと言って、▲5八金のように相手の金を取る手には△同と金。と金が働きやすい位置になる上に、龍の横利きが通って危険。

ここは▲6七銀打と持ち駒を投入し、相手の5八金に当てて攻めを催促します。

以下、△6八金に対しては▲同角成。敵陣に居た1三角が、自陣を守るために馬として舞い戻ります。2枚の自陣馬は防御が最強です。

玉の周辺を安全地帯にしてしまい、相手が攻め入るスキを与えません。

「単に逃げる」「単に取る」のではなく、攻めを(催促して)迎え撃ち、自陣の防御力を高めるという判断が、この局面では最善手です。

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