【次の一手】△5六成銀の局面から学ぶ「短期間で飛躍的に収益を上げた実例」

将棋経営塾の松本です!

ゴールから逆算思考できるか?

今回の将棋『次の一手』問題は「論理的思考力」がテーマです。

キーマンとなる人財を採用した後に、短期間で飛躍的に収益を上げた実例がありました。

サブスク型SaaS企業のA社が、顧客数の成長停滞に直面。

そこで、A社は売上拡大のために、具体的なデータにもとづいて緻密なマーケティングを行うグロースハッカー(※)を採用したそうです。

(※)企業・製品・サービスの成長を加速させる役割を担う専門家

採用後にこの専門家がプロジェクトに加入し、過去よりも徹底的にA/Bテストやデータ分析を行い、ユーザーの契約維持率を最適化する施策を実施。

プランの段階的なアップセル機能を導入し、A社はたった3ヶ月で有料プランの契約者数が30%増加したそうです。

AIツールはもちろん大切ですが、それ以上に「人財」の経験や見識が重要に思える事例でした。

【難易度】★★☆☆☆
【局面】△5六成銀
【ヒント】いま最も必要な駒は何か

解答はこちらをクリック!

【解答】▲5四馬

この局面では、8五桂の利きを活かして、相手玉の左斜め後ろから攻めることができる駒、すなわち、7三の地点から王手できる駒が手に入れば、相手玉を寄せ切ることができます。

そのために、先手がいま最も欲しい駒は「銀」です。

それを入手するための▲5四馬が正解。

△同歩なら▲7三銀打、△7四玉、▲7五歩、△同玉、▲7六銀、△7四玉、▲7五歩打、△6三玉、▲6四金まで。

後手が▲5四馬に対して△同歩と取れないようであれば、先手勝勢となります。

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