将棋経営塾の松本です!
今回の将棋『次の一手』問題は、統率力と状況判断力を鍛えるものです。
以下のようなビジネス事例があります。
2016年、アディダスは競争激化や経営課題に直面していました。その際、デンマーク出身でドイツの大手化学企業ヘンケルのCEOであったカスパー・ローステッドを呼び戻し、アディダスのCEOに就任させました。
ローステッドは、グローバルな視点とデジタル戦略の強化を進め、アディダスの収益性を向上させ、競争力を取り戻したそうです。
この事例は、企業が困難な状況に直面した際、距離的には離れていても、外部の経験豊富な助っ人を呼び戻すことで、組織の守りを強化し、成長を促進することができることを示しています。
【難易度】★★★☆☆
【局面】△8七銀
【ヒント】強力な助っ人を呼び戻す
解答はこちらをクリック!
【解答】▲7七馬
「馬は自陣に引け」という格言があるように、▲7七馬が正解です。
続いて△7八銀成には▲同馬で、相手の攻め手がありません。
「馬には金銀3枚の力がある」と言われており、先手玉は守備力の高い状態となります。
▲7七馬に対して△7六銀不成には、▲6八馬(▲同馬は△2六飛の攻めが厄介)、△8八歩、▲7七歩(▲同金は△6七銀成が厳しい)と手堅く守り、持ち駒の飛車の活用を狙って先手優勢です。
局面図では素直に▲同金も有力ですが、複雑な変化とならぬよう▲7七馬がオススメです。