将棋経営塾の松本です!
今回の内容は、△8六歩の局面から、「デジタルマーケティングの活用事例」について解説しました!
ぜひ棋譜を見て、次の一手を考えてみてください。
【難易度】★★★★☆
【局面】△8六歩
【ヒント】先を見据えて選択する
【事例】伝統工芸の成功事例
S社は数世代にわたり伝統工芸品を製造・販売してきた老舗企業でした。しかし、現代の若者の間では伝統工芸に対する関心が薄れ、売上が低迷していました。
このままでは事業を維持することが難しいと感じたS社は、将来を見据えた大きな変革を決意しました。
①デジタルマーケティングの活用
SNSの活用
Instagram、Facebook、TwitterなどのSNSプラットフォームを活用し、商品の魅力を発信しました。美しい写真や動画を使って、伝統工芸品の製作過程や職人の技術を紹介しました。
インフルエンサーマーケティング
ファッションやライフスタイルのインフルエンサーと提携し、彼らに製品を紹介してもらうことで、若い世代のフォロワーにリーチしました。
②オンライン販売の強化
ECサイトの構築
自社のECサイトを立ち上げ、全国どこからでも購入できるようにしました。ユーザーフレンドリーなサイトデザインと簡単な購入プロセスを整備しました。
大手ECプラットフォームへの出
Amazonや楽天などの大手ECプラットフォームにも出店し、顧客層を拡大しました。
③若い世代向けの新しいデザイン
モダンなデザインの導入
伝統的な技術を活かしつつ、現代的でシンプルなデザインの商品を開発しました。これにより、若い世代にも受け入れられる商品ラインナップを拡充しました。
コラボレーション
若手デザイナーやアーティストとのコラボレーションを行い、斬新なデザインの商品を展開しました。
結果
オンライン販売の成長
ECサイトや大手ECプラットフォームを通じた売上が急増し、売上全体の40%を占めるまでに成長しました。
ブランド認知度の向上
SNSを通じて若い世代の間でブランド認知度が向上し、新規顧客の獲得に成功しました。
顧客層の拡大
従来の顧客層に加え、若い世代の新しい顧客層を獲得することができました。
教訓
S社の成功事例から学べる教訓は、「先を見据えた戦略的な選択と変革の重要性」です。伝統を守りつつも、市場の変化に柔軟に対応し、新しい技術やマーケティング手法を取り入れることで、長期的な成功を収めることができるということです。
解答はこちらをクリック!
【解答】▲同歩
▲同歩か▲同銀か、選択を迫られています。 シンプルな問題ですが、どこまで先を見据えて選択するかが重要です。
▲同銀は玉のコビンが開くので、後手は△3四銀と進出し、次に△4五歩で相手の角を攻めながら、自分の角筋を通して一直線に玉を狙う好手があります。
そして、次に△6五歩と突かれると先手はピンチです。
よって、正解は▲同歩。 △8五歩、▲同歩、△同桂、▲8六銀のように、先手の銀を無理矢理動かして、玉のコビンを開かせる手が予想されますが、△8五歩に対しては▲同歩と応じず、▲2四歩、△同歩、▲5五歩、△4五歩、▲同桂、△5五角、▲同角、△同銀、▲7一角で先手の攻めが決まります。
後手は飛車を取られると、横からの攻めに弱い陣形。よって、△9二飛と逃げながら香車のタダ取りを防ぎたいところですが、▲5三桂成の攻めが厳しく、先手優勢。